6月30日の深夜(詳しく言えば29日の夜中)のことでした。

夫Seiからの電話。
ホーチミンは経済活動が戻りつつあり、幸い、夫の仕事も
超ハードスケジュールで進んでいる。
7月は山場に入るな〜〜〜と。

この日も残業で深夜帰宅になったところ・・・
玄関に張り紙。

0630HCMCコロナ公安張り紙

これは本当に・・・・

ベトナム語はチンプンカンプンなんですが、実は夜に知り合いの
ベトナム人や日本人から電話が掛かってきていたのです。

内容は、住んでいるマンションでコロナ感染者が出たらしい、という噂。
公安が検査をするらしいよ。

夫は仕事のこともあり、たまたま深夜になってしまってて、現状は分かってなかった。
でも、この張り紙はおそらく、そうだなと。よく見ると、Covid-19 の文字がある。

ベトナムでは、団地で一人でも感染者が出たら、丸ごと閉鎖する。
住民は2週間、外に出ることはできない。禁止なのだ、絶対に!


夫は仕事のことを考えると・・・と、山場を超えるまでは
ホテル宿泊をして・・・荷物を取り急ぎ整えて会社に向かった。

でも・・・張り紙あって無視していたら、公安から連絡あって
いやその前に・・・もし、今、自分が感染していたらマズイ! 、
会社どころか、取引先に迷惑かかる、、、、、という冷静な判断ができたのが深夜。

自宅に戻り、朝を迎えた。


0630HCMCコロナチェック3


早朝7時になると、保健スタッフがやってきてヒアリング。

団地12階の住人から、コロナ再発の疑いが出た、とのことで
同じフロアの人全員のコロナ感染検査をするとのこと。

名前、会社、妻はどこにいるのだの・・・全てチェック。


8時半になると、検査するスタッフがやってきた。

0630 HCMCコロナチェック2

血液採取、口内・鼻腔粘膜を採取したとのこと。
初めての粘膜採取に夫Seiはフェイスシードに思い切りくしゃみしたそう。
看護師さん、、、、すみません。
本当、危険なお仕事ですね。


結果は48時間後。
抗原検査とPCR検査を済ませたということかな。

あとびっくりは、
保健スタッフだけでなく、なぜかテレビクルーも来て、バタバタ。
団地には外国人がほぼいないので、私たちの意見は貴重なのかしら。。。

0630HCMCコロナチェック

厳しくいろいろ指示されるかと思いきや、至って穏やかなムード。
隔離も2週間隔離しなくていいよ、仕事に出てもいいと言われたらしい。

え??? 大丈夫? と肩透かし気分だったけど
陽性の疑いがあった人がいたため、周りの人たちを検査するもの。
陽性者が出た、大変!! というわけではないのだ。

でもしっかり検査はしますよ、というもの。

夫Seiは検査後、テレビクルー(HTV)の取材を受けました。
「ベトナム政府のコロナ対策をどう思いますか?」という質問に、
当然ながら「このスピード感が素晴らしい」
と回答。


0630HCMCコロナチェック4

カメラマンの笑顔がいいなあ〜。穏やかムードだなぁ〜。

ニュースで使われたかどうかは不明ですw
うち、テレビないので。知り合いのベトナム人たちがチェックしてくれるという。
ということで、夫は結果がでるまで自主隔離しています。

夫と話していて、ベトナムのコロナ対策への向き合い方について
とにかく初動の早さに驚いた、という。

前日の張り紙一つで、数時間後には担当スタッフが送り込まれている事実。
ベトナムのコロナ死者ら未だ0というのは
合理的判断の早さにあるのかな。と。


日本のコロナばかり気にしていたら、なんと自宅がこんなことになるとは・・・
気が抜けない、気が抜けない。






移住生活ランキング