初めての海外旅行はインドネシアのバリ島。
デンパサール空港に降り立った瞬間、日本とは明らかに違う
湿気と甘黒い香りを浴びた。
初めて嗅いだ匂い、味だった。

友人がいるドバイに行った時、衣類を洗濯してくれて
服を広げたら、ふわぁ〜と香った柔軟剤に中東の香りを感じた。
日本にはない花の柔軟剤で異国にいるんだなとしみじみした。


以前、香りの専門家の方と一緒に仕事をした時、香りは
国によって好みがあり、ファッションと同じように流行は作られる
という話をうかがった。

ベトナムで暮らして、ふとそんなことを思い出したのは
毎日、いや多い時には2回使う洗剤、柔軟剤を選ぶ時のこと。


柔軟剤お茶とココナッツ

スーパーの棚には、日本でもおなじみのメーカー製品が並んでいた。
でも香りが違う。

左は、お茶とお花。右はココナッツオイルとお花。
どちらもベトナム特産品。

でもあまりに香りが強いと嫌なだ〜と迷っていたら、店員さんが
商品の香りを試し嗅ぎさせてくれた。

オススメはココナッツオイルという。新製品らしい。

確かに甘すぎず、ほんのり香る優しさがある。
初めての柔軟剤はココナッツオイルにした。

柔軟剤レモングラス

ココナッツオイルで満足していたんだけど、ちょっと違うのも試したい。
そんな浮気心から、今使っているのがレモングラスの香り。

そりゃー爽やかな香りに違いない! と購入したものの
ココナッツオイルの優しさの方が好みだったので、初回使ってみて
んーーーーーやっぱり元に戻そうと思った。

でも、こちらの柔軟剤、洗剤はビッグサイズが主流なので使い切るのに時間がかかる。
やたら洗濯回数が多いのは消費したい気持ちが強いからかも。


先日、旅行にきた女性が柔軟剤の香りを好み、お土産に買っていこうかな〜と悩んでいた。
大きいよ〜〜〜重いよぉぉぉ〜と思ったたら
ビッグサイズではなく1回ずつの使い切りがコンビニでは売ってるからと。
そうそう、旅行用みたいにシャンプー、リンスも1回ずつ使えるものを
コンビニではよく見る。ローカルのベトナム人はこちらも使用するよう。


国にって好みの香りは日用品を見ればよくわかる。
その国を代表する香りがついている。

実はレモングラスがベトナムの本当の意味で代表かな、と思ったのは
生理用品に使われていたから。
ナプキンの小袋をとったら、ちょっと強めの・・・
でも爽やかな柑橘系のレモングラスの香料がガツンときた。

日本ではナチュラル志向で無香料も多いけど、
ベトナムでは香り付きが好まれる。
甘い花の香り、そして対照的にクールなレモングラス。

ハスの花だけじゃない、ベトナム代表の植物はレモングラスだ。




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